メーカーを語る販売員にご注意ください。

お客様から教えて頂いたのですが、
最近メーカーを名乗って リフォームの訪問販売や電話アポイントが
増えているようです。

TOTOやパナソニックの名を使う事が多いようです。


「TOTOの者ですが、○○号室の○○様の浴室工事を致しますので
ご挨拶に来ました。」


「○台限り、まとめて工事をされますと、○割り引きになる
キャンペーンをしておりますので是非お見積りだけでも・・・」

という具合。


「○台限り、まとめて工事 」って昔から本当によく聞く
訪問販売さんの常套句ですが、問題はこの事ではありません。


勿論、本当に○台限りのまとめ工事のキャンペーンをしている
かもしれませんし、キャンペーンの内容に対して
私がとやかく言う事ではありません。


問題は「TOTOの者ですが・・・」と
まるでメーカーの社員が直接販売しているかのような
セリフです。


TOTOやパナソニックなどメーカーが直接、リフォームの訪問販売
をするような事は決してございません。


勿論、訪問販売に限らず、直接販売するような事もありません。

メンテナンス工事等に限り、メーカーが対応致します。
(メンテナンスの場合も認定の専門の工事店が対応します。)


昔、訪問販売全盛の時代も露骨にTOTOですと言わなかったもの
ですが、最近はそうでもないようです。


この間も浴室工事をご依頼頂いたお客様に、ついでに
トイレも見て欲しいと言われ


「何年か前にTOTOに取り付けてもらったんだけど・・・」


「TOTOが直接取付たりはしませんので、どこかのリフォーム
会社さんで取付られたんですよね?」


「いや。TOTOが来て取り付けたよ。まとめて工事すればと

言われて・・・」


「そうですか・・・」


かたくなに信じておられるのと、また
便器は取り替える事になっていましたしので、取り替え前の便器を
どこの工事店なのかたいして問題ではないのでこれ以上いいませんでした。 


訪問販売を否定している訳ではありませんが、
普通にピンポンと鳴らしても誰も出てきてくれないので
あの手、この手を使って、なんとか出てきて貰おうとする事が
多いのも事実です。


エコキュートから太陽光。最近は太陽光も難しいようですので、
マンションリフォームに 訪問販売が増えているようです。

特にオートロックのマンションは訪問販売慣れしていない人が
多いので、うまくオートロックに侵入して、営業している会社も
多いと聞きました。


TOTOやパナソニックを名乗る業者には気を付けてください。


 

マンションリフォームの浴室を解体した後の排水です。


解体後、排水①.jpg

 

 茶色になった部分が分かり
ますでしょうか?


これは劣化した訳でなく
取付時に排水管を火で
あぶった後です。

微妙に位置を変えたい時
などに使う技です。


火であぶって、パイプを
柔らかくして少し曲げる方法です。 
耐久性も勿論悪くなるのでオススメしないやり方です。というより、焦げたまま取付はダメです。


この工事は10年ほど前にリフォームをした業者がとりつけた
排水管です。私もこの仕事をはじめた頃にこのやり方を
教わりましたが、いまではほとんどする事のないやり方です。


 

 

 

解体後、排水②.jpg


こちらはトイレの排水。

これは新築時の工事の
ようですが、これも
微妙に位置が違うかったの
でしょう。

苦労がうかがえますが、
現場監督の見過ごしでしょうか?


してはいけない工事です。


いまでは便利な部材もたくさんあります。
準備をしっかりすれば 、
このような工事をするような事はありません。


 

 

 

 

 

 


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