手抜き工事、施工不良、最近本当によく見ます。 工事日記

早いものでもう師走です。少し寒くなってきましたね。


住宅ストック循環支援事業がはじまりました。
なにやら難しい言葉ですが、国土省がエコリフォーム
などに対して支援していたける制度です。


去年エコポイント制度がありましたが、ほとんど同じです。
去年と比べ、木造住宅のお家はリフォーム瑕疵保険に
加入することでさらに支援金を頂けます。


水まわりリフォームでは特に浴室リフォームが断然お得に
なっています。

今回の支援は登録が必要ですので、リフォーム会社によっては
取り扱わない会社もあるようです。

国の予算に達成しだい終了ですので、前回のエコポイントの時も
間に合わなかった方が多数おられました。


今後、浴室リフォームをお考えの方は是非一度お問い合わせ
してください。

    ・住宅ストック循環支援金→詳しくはコチラ 

    ・リフォーム瑕疵保険→詳しくはコチラ


 

 今年の工事日記も振り返ってみると、手抜き工事や施工不良
をみつけた記事が多いですね。


このような工事は10年~15年前ぐらいの工事。
バブル期の工事が多く、またマンションがどんどん普及されて
15年~20年が経ち、リフォーム需要が増えた事で
訪問販売等のリフォーム会社が暗躍していた時期です。


リフォーム工事の依頼を請け、解体しますと
手抜き工事や施工不良が目につきます。


勿論、キッチリ工事をされているのがほとんどですが、、、



 

部品錆②.jpgトイレリフォームをしました。
便座(ウォシュレット)は既存
のものをそのまま使用して
便器だけを交換という工事
です。




ウォシュレットをもう一度使用するという事ですので、必要な
部材を外したのですが、、、?ガス管を使っている?


部品錆①.jpgガス管は鉄管ですので
給水には絶対使う事はないの
ですが、、、


やはり錆びで塞がっています。


何年もウォシュレットを使用していなかったようですので
気付かなかったようですが、やはりウォシュレット内部に
まで錆がまわっている様子で、部材はキレイに掃除しましたが、
もうウォシュレットは使えません。


あまりにひどい工事です。
まだまだ使用できるウォシュレットでしたが、、、




次にこれは施工不良といえば施工不良かもしれませんし
経年劣化ともいえます。


在来工法(タイルの浴室)からシステムバスにするリフォーム。
タイルの浴室を解体します。


あまりに簡単に壁ががれたので漏水 解体①.jpg
見てみると、、、


柱がほとんどない。



木材がすべてないので
外壁の薄壁だけに
なっている、、、





このHPでも何度も書きましたが
在来工法(タイルの浴室)の場合、腰上ぐらいまで
ブロックで基礎をしていなければ、水腐りしてこのように
なるのですが、この現場はしっかりブロックで腰上まで基礎が
あります。




漏水 解体②.jpg天井まで解体してみると
水腐りで桁(けた)が
一部ありません。

 

わずかに残った柱も
グラグラ動きます。


非常にあぶない状態です。


原因をさぐってみると、、、





べランダ 漏水.jpgベランダの排水が
外壁に取り付けてある
雨水の樋に通じる途中に
穴が開いていました。


またベランダの手すりも
防水できていませんので
そこから雨水が侵入し
外壁も浮きクラック
いたるところにありました。


同じ状況のお家が1年前にもありました。
このような作りのお家は一度検査したほうがいいかもしれません。

 


施主様の意向で浴室上のベランダもベランダ漏水③.jpg
解体してあらたに作る事になりました。

やはりベランダ内部も
水腐りしています。


もたれると落ちてしまう程です。


ベランダも壁も解体しました。
年内に完工予定です。
また進行状況を工事日記で紹介します。


 



 


 

 

 

 



 

 

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