TOTO  sazana.jpg

この8月よりTOTOのお風呂が新しくなりました。

少し前に「アメトーーク」という番組でご紹介されてましたからご存じの方も多いと思います。

少し前になりますが、組み立ての講習に参加しました。

以前の商品と施工方法が大きく変わりました。

講習の時はまだ決まって無い事も多々あったのですが、

一番驚いたのは床パンです。

ほっからり床という商品ですが、

以前の商品とは違い、少しやわらかいのです。

少しだけクッション性があると言った方がいいのでしょうか

すごくいいと思いました。

いままでいろんな浴室を施工してきましたが、こんな床ははじめてです。

もうショールームではお披露目していると思います。

浴室工事をお考えの方は参考にされるといいと思います。

http://www.toto.co.jp/products/bath/sazana/tokuchou/index.htm#tokuchou01

 

暑い日が続きますね。本当に暑い・・・

 

忙しさも今が一番ピークで、最近は戸建てやマンションの大規模改装工事、スケルトン工事

といわれる工事が多く、協力業者様と共に汗を流しています。

 

次に多い依頼が在来浴室の漏水修理です。

以前はこういう依頼は少なかったのですが、何軒かほぼ同時に依頼がありました。

 

在来工法の浴室とは、タイルのお風呂の事です。

ユニットバスに比べスペースを自由に有効に使える事ができますが、

防水面において不安があります。

 

依頼のあったのは集合住宅の在来工法の浴室。

もう一つは一戸建ての在来工法の浴室。

 

集合住宅の浴室は老朽によるものです。

ユニットバスに変更できれば簡単です。ただ既存のスペースでは

小さなユニットバスしか設置する事しかできません。タカラさんであらゆるサイズに

対応する商品があるのですが、今回は在来工法でリフォームします。

アスファルト防水①.jpg

タイルを撤去して防水します。

下地の状態から今回はアスファルトシート防水を

する事にしました。

左の写真はアスファルト防水をした上に左官工事

をした状態です。この上にバスパネルを貼る予定です。

完成しましたら近日アップします。

 

もう一軒は一戸建ての浴室の修理です。

リフォームではなく修理とあえて書いたのは、他業者さんのリフォームの修理なんです。

これはお客様から私共に直接依頼された訳ではなく、お世話になっているリフォーム会社からの依頼でした。

正直、他業者さんがリフォームした浴室を修理というのはあまりしたくありません。

やはりリフォームした以上最後まで責任を持つというのが当り前だと思うからです。

ただお客様は半年も困っているという事で、、、

 

一戸建ての在来工法の浴室の場合、大半がタイルの下は防水セメント程度の防水しか

していません。今回の漏水の原因は浴槽の下の防水でした。

FRP防水.jpg

浴槽に水をためて流すと染みていました。

左の写真はFRP防水です。

左官工事で下地をつくりその上に防水します。

アスファルト防水に比べ少し高価になります。

ここまですれば漏水する事はありません。

ただ、、、

やはり他業者さんの後はやりたくないです。

 

 

以前に工事をした施主様より

「トイレの壁がいつ頃からか、へこんできた様に思うのですが・・・」

と電話がありました。私は最初「??」でした。

 

施主様の家のトイレの壁はプラスターボードですので

「ボードは衝撃にはあまり強くはないので、何かぶつかってしまったというような事はないですか?」

と聞くと、「そんな覚えもない」との事。

「こんな事で電話をするのはどうかと思ったのですが・・・」

と言われましたが、4年前にトイレのクロス工事をしたのは私共ですし、少し気になったので、すぐに見に行きました。

 

そして

トイレの壁を見てすぐにわかりました。

壁が湿っている・・・たぶんどこか漏水している・・・

 

トイレのへこんできたという壁は腰の高さぐらいの所が湿ってボードが

ボロボロになっていました。

この壁の裏には洗面化粧台があるので、多分化粧台の漏水であろうと・・・

ただ洗面化粧台を点検しても漏水個所の特定ができない・・・

というのも、この洗面化粧台は床下給排水であり、湿っている壁の高さとあきらかに違います。

 

施主様の承諾をもらって、トイレの壁をめくりました。

壁はカビで真っ黒になっていました。

 

やはり給排水管の水漏れではないようです。

給水や給湯管の水漏れは、水を止めない限りずっと漏れています。

当然階下からの苦情はあっという間に来ますし、被害も大きくなります。

階下に被害がなかった事や漏水に気付かなかった事などを考えれば

給水管などではなく、使用した時だけ漏水する排水管ではないかと推察できるのですが・・・

 

やっと原因がわかりました。

洗面化粧台のミラーと洗面ボールの間のスキマから漏水し壁を濡らしていたようです。

シャワーホースのついている洗面化粧台なので、洗髪したりしている時にスキマに

水が入るのでしょう。

 

とにかく原因がわかりましたが、トイレの壁の補修やクロス工事。

洗面化粧台もボロボロでしたので、取替工事・・・

 

とにかく費用がかかります。

「いくらぐらいかかりますか?」

私としても以前工事をして頂いたお客様。なんとか少しでも安くしてあげたい・・・

以前に工事・・・あっ!思い出しました。

 

4年前も漏水事故の工事で、こちらのキッチンを改修しました。

その時に施主様の損害保険のおかげで施主様の負担もなく無事、工事ができました。

それを思い出しました。

「以前に入っておられた保険会社に問い合わせてはどうでしょう?」

「こんな場合でも使えるんですか?」

「今、電話して頂けたら状況は説明させてもらいますよ」

 

そして・・・

 

無事、工事を完了しました。

勿論、損害保険で工事代金はおさまりました。

結果的には施主様の負担なしで、リフォームできましたので、マンションや集合住宅に

お住まいの方は是非、損害保険の加入をお勧めします。

 

言っておきますが、私は保険会社の回し者ではありません。念の為・・・(笑)

リクシル ピアラ.jpg

 

リクシル ピアラ750です。

新しいクロスと扉の色がマッチしています。

 

洗面ボールが深く使いやすくなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぽかぽか陽気になってきました。

こんな時期に活発になるのが、シロアリです。

この日もシステムキッチンの工事だったのですが、今回はキッチン下の床がベコベコするという事なので、床の張替工事も依頼を受けました。

既存の流し台を撤去すると、床が腐っています。

原因は流し台の排水の水漏れです。長い間放置していたようで、床が黒く変色していました。

悪い予感がしましたが・・・

siroari.jpg

床をめくると、やはりいました。シロアリです。

右の写真にある土台と柱の所が黒くなっているのが

わかると思います。ここにシロアリがたくさんいます。

当然、施主様に相談して工事は中断です。

 

急遽、私のシロアリ駆除の協力会社に電話をします。

こんな時に迅速に対応できる会社でなければ、

工期は遅れてしまいます。約1時間で見に来て頂き、料金など施主様と相談して

納得していただけたら即駆除して頂く事になりました。

 

在来工法のお風呂を解体した時によくシロアリは目にします。

ほとんどがタイル目地などからの水漏れで、柱も土台もボロボロになっています。

それに比べると今回はマシだな~と勝手に思っていました。

目の前のシロアリの駆除と床を解体しているダイニングを薬散布すればいいかな~と思っていました。

 

駆除会社の方に見て頂くと、シロアリは多分、家中にまわっていると・・・

とりあえずダイニングの床下を部分的に駆除するのか、一階すべて床下を駆除するのか

施主様と相談します。ちなみに部分的な駆除だと保証がつきません。

一階すべて駆除して頂く事になりましたが、今回は急な事なので、料金は私が業者に直接依頼する価格でやって頂きました。

siroari駆除①.jpg

 

駆除している様子です。

床下もすべてして頂きました。

やはり、浴室まわりと和室にかなりいたようです。

 

 

 

 

siroari駆除.jpg

浴室のタイル目地にまでしてくれます。

今回は迅速に対応していただき

本当に助かりました。

おかげで工期どおり完工できそうです。

 

 

 

 

 

 

 

腐食鉄管排水.jpg今日少しショックな事がありました。

 

マンションのキッチンリフォームをしていたのですが、

既存の流し台を解体して、システムキッチンを設置する為に

配管工事をしていると、

「あれ?」

排水管に穴が開いているのに気付きました。

それが上の写真です。

鉄管が腐食して穴が開いていました。

私がこの仕事に就いてから20年以上になりますが、鉄管に穴が開いているのは初めて見ます。

ちなみにこのマンションは築26年。最近はほとんどが塩ビ管ですが、

築年数が同じぐらいのマンションや団地などに、この鉄管の排水管はまだまだあります。

勿論、リフォームをして塩ビ管に交換できればいいのですが、スケルトンリフォームのように

水まわりをすべて解体でもしない限り、どうしても既存の鉄管が残ります。

このお家もキッチンリフォームだけの予定です。

お風呂も脱衣場の洗面台、洗濯防水板も一度も交換はしてない様です。

私は「このままでは水漏れしますよ」みたいな悪徳業者のような営業をしたくないのですが

実際、ここまで腐食していると言わざるを得ません。

ただお金もかかる事なので、

「もし、他の水まわりをお考えでしたら、できる限り協力させて頂きます。後、高圧洗浄業者などに依頼したりする時は必ず事情を説明してください」

とだけ言いました。

少し後味が悪い感じがしますが、

「これもキッチンリフォームをしていなければわからなかった事ですし、もしリフォームしていなければ必ず漏水事故になっていた事を思えば、やっぱりやってよかった」

と施主様に言ってもらえました。

そう言ってもらえるだけで、本当にうれしくなります。